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Google公式情報

スパム対策の更新が着地、faviconの表示乱れも収束へ ── 2026年8月25日のSEO動向

江 江守義樹
公開 2026.08.25 約6分で読めます

目次

  1. 01① August 2026 spam update、展開期間は2日16時間
  2. 02② faviconが地球儀に置き換わる事象、Googleが自社側の問題と認める
  3. 03③ 「優先する情報源」への追加ボタンを、自サイト側から設置する方法が公開
  4. 04④ 正規化トラブルシュートの文書が更新 ── 重複クラスタからの分離に「最大2週間」
  5. 05⑤ Pewが49万ページを分析、ウェブページの約10件に1件にAI執筆の兆候
  6. 06まとめ

seo-times.news です。本日は、展開を終えた8月のスパムアップデート、検索結果で起きていた表示トラブルとその収束、検索セントラルのドキュメント更新2件、そしてウェブ上でAIが書いた文章がどれだけ増えているかという調査を順に見ていきます。

① August 2026 spam update、展開期間は2日16時間

① August 2026 spam update、展開期間は2日16時間

「August 2026 spam update」の展開は、米国太平洋時間の2026年8月18日9時27分に開始され、8月21日1時49分に終了しました。かかった時間は2日16時間、対象は全世界・全言語です。

今回に合わせた新しいスパムポリシーの告知やブログ記事はなく、評価の物差しはあくまで既存のスパムポリシーのままとなります。2026年に入ってからは3回目のスパムアップデートで、3月が19時間30分、6月が2日1時間。短めの展開が続いている形です。

もし順位が動いたとしても、Googleのドキュメントでは回復までに数か月を要する可能性があると説明されています。数日分の変動だけを見て原因を断定するのは避け、ポリシーに抵触しそうな箇所がないかを冷静に洗い出す方が実際的でしょう。

出典:Search Engine Journal

② faviconが地球儀に置き換わる事象、Googleが自社側の問題と認める

② faviconが地球儀に置き換わる事象、Googleが自社側の問題と認める

8月18日から21日にかけて、検索結果のスニペットに本来のfaviconが出ず、既定の地球儀アイコンに差し替わってしまうという報告が相次ぎました。とりわけ8月21日に報告が集中しています。

これについてGoogleで検索担当エンジニアリング担当VPを務めるRajan Patel氏は、「これは私たちの側の問題です。原因を特定し、できる限り早く対応しています。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とコメントしました。報道によれば、修正は8月22日の時点でおおむね行き渡り、23日までに完全に解消される見通しとされています。

不具合の所在がGoogle側だと明示されている以上、サイト運営者側で手を打つ必要は基本的にありません。faviconは検索結果での見え方に関わる要素ではあるものの、今回については設定に手を加えず推移を見守るのが無難だと考えます。

出典:Search Engine Land

③ 「優先する情報源」への追加ボタンを、自サイト側から設置する方法が公開

③ 「優先する情報源」への追加ボタンを、自サイト側から設置する方法が公開

「優先する情報源(preferred sources)」の公式ドキュメントが2026年8月20日付で更新され、読者がそのページ上から自サイトを優先する情報源として追加できるボタンの実装手順が加わりました。

推奨されているJavaScript実装はわずか2行です。`<script async src=”https://news.google.com/swg/js/v1/publisher.js”></script>` を読み込んだうえで、`<div google-add-preferred-source-btn></div>` を設置します。テーマは `data-theme` 属性でライト/ダークを切り替えられ(既定はライト)、言語は `data-lang` 属性で指定します。ボタンを押した読者は、その後もとのページに戻る挙動になります。

優先する情報源として設定されたサイトの記事は、トップニュースやAIモード/AI Overviewsにおいて「優先」バッジ付きで目立つ形で扱われます。指定の単位はドメインまたはサブドメイン(example.com、code.example.com など)で、サブディレクトリ単位では指定できません。提供範囲は全世界、そしてGoogle検索が対応する全言語とされています。

ニュース性のある記事を継続的に発信しているサイトなら、導入を検討する価値はありそうです。

出典:Google 検索セントラル

④ 正規化トラブルシュートの文書が更新 ── 重複クラスタからの分離に「最大2週間」

④ 正規化トラブルシュートの文書が更新 ── 重複クラスタからの分離に「最大2週間」

「Fix canonicalization issues」のドキュメントが、2026年8月21日付(UTC)で更新されました。

実務面で押さえておきたいのは、コンテンツ側の問題を直した後であっても、Googleがそのページを重複クラスタ内に最大2週間とどめておく場合がある、という記述です。加えて、新しいコンテンツとクラスタ内の他ページとの差が明確で大きいほど、分離は早く進むとも書かれています。

正規URLが思いどおりに選ばれないと、修正した直後に結果を判断してしまいがちです。ただ、2週間という目安が公式に示されている以上、その期間は待つ前提でスケジュールを引く方が妥当でしょう。また「差が明確かどうか」が分離速度に効くという記述からは、URLまわりの細かい調整よりも本文そのものの実質的な差別化を先に手当てすべき、という示唆が読み取れそうです(あくまで仮説として捉えてください)。

出典:Google 検索セントラル

⑤ Pewが49万ページを分析、ウェブページの約10件に1件にAI執筆の兆候

⑤ Pewが49万ページを分析、ウェブページの約10件に1件にAI執筆の兆候

Pew Research Centerが2026年8月20日、ウェブ上のコンテンツでAIによる執筆がどこまで広がっているかを調べた分析を公開しました。手法は、2021年1月から2026年7月までの49回のクロールから英語のページを毎回1万件ずつ無作為に抽出し、合計49万ページをPangramの公開重みAI検出モデルで判定するというものです。

2026年7月時点の1万ページのサンプルでは、10件に1件がAIによって書かれた、あるいは大幅に編集された兆候を示しました。ドメイン別に見ると .com が約1割で、これは .org(4.6%)のおよそ2倍、.edu と .gov(いずれも約1%)のおよそ10倍にあたります。増加のトレンドはChatGPTが公開された2022年後半から始まっているとされています。

Search Engine Journalの報道では、ChatGPT公開後の日付を持つページに絞ると35%に兆候が確認されたこと、ダッシュ(em dash)の登場頻度が1万語あたり5.79回から11.19回へ増えたことなども取り上げられています。

ただし、これはAI検出モデルによる推定であり、個々のページについてAIが使われたかどうかを確定させる性質のものではありません。SEOの文脈では、AIを使っているか否かそのものよりも、商用ドメインで機械的な文章が増えていく中で自社のコンテンツをどう差別化するかが論点になる、という仮説を持って読むとよさそうです。

まとめ

スパムアップデートはすでに展開を終え、faviconの不具合もGoogle側で手当てが済んでいる、というのが現時点の状況です。順位や表示の変化を検証するときは、まずこの2つの要因を切り分けたうえで解釈することをおすすめします。

出典:Pew Research CenterSearch Engine Journal

江
江守義樹

一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。

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