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検索とAIの最新動向(2026年7月1日)|6月スパム対策が終了、AI Overviewsにニュース枠が出現

江 江守義樹
公開 2026.07.01 更新 2026.07.05 約4分で読めます

目次

  1. 01① 6月のスパムアップデート、Googleが「展開完了」を公表
  2. 02② AI Overviews内にTop Storiesのカルーセル、優先ソースの重みが増す可能性
  3. 03③ AI Modeのレシピ回答、上部にサイトリンクを置きパブリッシャー寄りに
  4. 04④ ChatGPTの推論モード、引用ソースの重なりは約26%という調査結果

seo-times.news をご覧のみなさん、こんにちは。今回は、展開完了が発表された6月のスパムアップデートを軸に、Google検索とAIをめぐる注目の話題を4件まとめてお伝えします。いずれも一次情報にあたり、確認できた事実だけを整理しています。

① 6月のスパムアップデート、Googleが「展開完了」を公表

① 6月のスパムアップデート、Googleが「展開完了」を公表

2026年6月のスパムアップデートについて、Googleは6月24日に着手し、6月26日に展開を終えたと公表しました。適用範囲はグローバルかつ全言語です。Semrushの解説では、量産されたスケーリング型の低品質コンテンツ、キーワードの過剰な詰め込み、クローキングなどが主な検出対象に挙げられており、一方でリンクスパムやサイトの評判の悪用(サイトレピュテーション悪用)は今回の対象外と説明されています。

自サイトの変動がこの更新に起因するかどうかは、6月23日〜29日あたりの日次の順位推移を追い、下落の時期が24〜26日と重なるかを照らし合わせるのが手がかりになります。ただし、これは時系列からの推定にすぎず、原因を断定できるものではない点には留意してください(あくまで仮説の域です)。

出典:Semrush Blog

② AI Overviews内にTop Storiesのカルーセル、優先ソースの重みが増す可能性

② AI Overviews内にTop Storiesのカルーセル、優先ソースの重みが増す可能性

海外SEO情報ブログの報告によれば、Google検索のAI Overviews(AIによる概要)の内部に、Top Stories(トップニュース)のカルーセルが挿入されて表示されるケースが確認されています。Preferred Sources(優先ソース)に登録済みのパブリッシャーには識別アイコンが添えられ、カルーセルの前方に優先的に並ぶ様子も伝えられています。

観測されたのは2026年5月の下旬で、見え方はアカウントやクエリによってまちまち(AI概要とトップニュースが別個に出る場合もあれば、AI概要の中に組み込まれる場合もある)とされ、日本ではまだ確認されていないとのことです。これまでの優先ソースは関連リンクの提示にとどまっていましたが、サムネイル付きのカルーセルとして掲出されると視認性が上がるため、ニュース系サイトでは優先ソース登録の意義が高まるのではないか、との見方が出ています(この評価は仮説です)。

出典:海外SEO情報ブログ

③ AI Modeのレシピ回答、上部にサイトリンクを置きパブリッシャー寄りに

③ AI Modeのレシピ回答、上部にサイトリンクを置きパブリッシャー寄りに

Search Engine Landによると、GoogleはAI Mode(AIモード)のレシピ回答について、回答の上部にレシピサイトへのリンクを目立つ形で掲げる変更を実施しました。リンクにはクリエイター名、評価、材料の数といった情報が添えられます。これは2026年6月30日にGoogleのRobby Stein氏がXで明らかにしたもので、対象は「一部のレシピ」と案内されています。

背景には、AI体験からサイトへ流入が届きにくいというレシピ制作者側の不満があり、その声に応える動きと受け止められています。クリックできるリンク要素を増やすことでパブリッシャーへの送客を改善する意図があると見られますが、この扱いがレシピ以外の領域へどこまで波及するかは、現段階では見通せません。

出典:Search Engine Land

④ ChatGPTの推論モード、引用ソースの重なりは約26%という調査結果

④ ChatGPTの推論モード、引用ソースの重なりは約26%という調査結果

Semrushの調査では、ChatGPTに同じ問いを投げても、Instant(最小推論)モードとThinking(高推論)モードでは引用されるドメインの重複が25.6%にとどまったと報告されています。GPT-5.2を使い、4業種・100件のプロンプトをそれぞれ2回ずつ(合計200回)試した結果と説明されています。

モード間の差も目立ちます。引用が添えられた割合はInstantの50%に対しThinkingが68%、1回答あたりの平均引用数もInstantの2.6件に対しThinkingは4.5件でした。引用ソースの顔ぶれも異なり、Thinkingでは政府・学術系(1.9%→8.8%)や公式ドキュメント(12.4%→17.5%)の割合が高まる一方、Reddit等のUGCは15%→7%へと下がったとされています。AI上での見え方を一律の挙動とみなさないほうがよい、という示唆と言えそうです。

出典:Semrush Blog


今回は以上です。順位の変動が気になるときも、まずは時系列で切り分けるところから。あわてず、ひとつずつ確かめていきましょう。

江
江守義樹

一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。

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