【2026年7月29日のSEO動向】AI Overviews内にトップニュース枠が出現——オプトアウト設定の影響は? レビュー規定の明文化も
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こんにちは、SEO Timesです。2026年7月29日時点で押さえておきたい海外SEOの動きを4つ取り上げます。本日は、AI Overviewsの中にTop Stories(トップニュース)が表示されるケースが確認されたという報告を筆頭に、レビュー構造化データのドキュメント更新、Claudeの共有チャットがGoogle検索に載った事例、AhrefsによるAI検出スコアと順位の大規模分析をお届けします。
AI Overviewsの中にTop Storiesが表示——オプトアウトとの関係が焦点に

ニュース検索の追跡ツールを提供するNewzDashの報告によると、従来は独立したモジュールだったTop Storiesカルーセルが、AI Overviewsの内部に組み込まれて表示される例が確認されています。同社のデータでは、米国ではニュース系検索の15.5%、英国では17.46%で、AI Overviews内にTop Storiesが出現したとされています。
注目されているのは、Search Consoleに追加されたAI機能のオプトアウト設定(6月17日から反映が始まり、一部サイトへ順次展開中)との関係です。NewzDashのCEOであるJohn Shehata氏は、この設定を有効にすると、AI Overviews内に置かれたTop Stories枠からも外れてしまう可能性が高いという見方を示しています。
なお、オプトアウトによって除外されるという因果関係をGoogleが公式に認めたわけではなく、現段階ではNewzDashの分析にもとづく仮説にとどまります。とはいえ、AI要約への掲載を断るとニュース面の露出まで減るかもしれない、というトレードオフの構図が生まれつつあるのは確かで、パブリッシャーにとっては判断が難しい局面です。急いで設定を変える前に、続報を確認することをおすすめします。
レビュー構造化データのドキュメントが更新——偽レビューと「開示なしの見返りレビュー」を明確に禁止

Googleはレビュー構造化データの公式ドキュメントに、禁止されるレビューについての説明を追加しました。具体的には、(1)実際に商品やサービスを利用した体験にもとづかない偽のレビュー、(2)金銭や割引といった見返りを受け取っていながら、その事実を「明確かつ目立つ形」で開示していないレビュー、の2種類です。
ポイントは、見返りのあるレビューが一律に禁止されたわけではないことです。開示をはじめとする透明性が確保されていれば許容されます。一方で違反した場合は、リッチリザルトが表示されなくなるほか、悪質なケースでは手動による対策の対象となる可能性もあります。
今回の追記は、新しいルールの導入というより、これまでの方針を文書として明文化したものと読むのが自然でしょう。レビュー収集キャンペーンを実施しているサイトは、開示の表記と構造化データのマークアップが食い違っていないか、この機会に点検しておくと安心です。
Claudeの共有チャットがGoogle検索に表示——robots.txtのDisallowはnoindexの代わりにならない

Anthropicが提供するClaudeの共有チャットページ(/share/ 配下)がGoogleの検索結果に表示され、医療相談などを含むやり取りが閲覧できる状態になっていたと報じられています。
技術面を整理すると、該当ページには robots.txt で /share/* へのクロールを拒否するDisallow指定があり、さらにX-Robots-Tagヘッダーでnoindexも設定されていました。しかしnoindexは、Googleがページをクロールして初めて読み取れる指示です。robots.txtでクロール自体がブロックされているとnoindexは認識されず、外部からリンクされたURLだけがインデックスされてしまうことがあります。同様の事象は、過去に他のAIサービスの共有ページでも発生しています。
「検索結果に出したくないページは、robots.txtでブロックするのではなく、クロールを許可したうえでnoindexを返す」——今回の件は、この定石をあらためて思い出させる実例といえます。また、共有リンクは発行した時点で公開ページとして扱われうる、という前提で運用しておくのが安全です。
AI検出スコアの高いページは順位・インデックス率がわずかに低め——Ahrefsが約15万ページを調査

Ahrefsが、2026年6月時点でGoogleの上位10位に入っていた約15万ページ(いずれも350語以上)を対象に、AI検出スコアと検索順位の関係を分析しました。
結果を見ると、上位3位に入ったページの54.7%はAI含有率20%未満と判定されており、平均スコアは1位の27.1%から10位の30.9%へと緩やかに上がっていく傾向が確認されました。ただし、スコア80%以上と判定されたページも1位の8.4%、10位の11.7%を占めており、高スコアのページが上位に入ること自体は珍しくありません。インデックス率で比較すると、AI含有率「20%未満」のページが49.28%だったのに対し、「80%以上」は40.35%と、差はあるものの極端な開きではありませんでした。
この調査はあくまで相関を示したデータであり、AI検出スコアが順位を決める要因だと証明するものではありません(Ahrefs自身も検出器の精度には限界があると認めています)。「AIを使うと順位が下がる」と短絡するのではなく、品質の低いページがAIで量産されやすいことが数字に表れている、という仮説で捉えるのが妥当だと考えます。
本日のまとめ
AI Overviewsとニュース露出のトレードオフ、レビュー規定の明文化、noindexとrobots.txtの使い分け、そしてAI生成コンテンツと順位の相関——いずれも「公式発表」と「観測にもとづく仮説」を区別しながら追いかけたいテーマです。SEO Timesでは引き続き、確度のラベルを付けたうえで最新情報をお伝えしていきます。
一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。
