【2026年8月3日】Search Consoleに「AI機能からの除外」設定が登場/プラットフォームプロパティが全面開放 ほか今日の海外SEOニュース
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おはようございます。SEO Timesです。2026年8月3日の海外SEO関連ニュースをお届けします。
本日の注目は、Search Consoleに追加されたAI Overviews等からのコンテンツ除外設定です。機能単位で除外を選べるようになった一方で、Top Storiesでの露出が減る可能性も指摘されており、判断は慎重に行いたいところです。このほか、SNS・動画アカウントの検索データを見られる「プラットフォームプロパティ」の全ユーザー開放、AIモデルのブランド検索傾向に関する調査結果など、計5本を取り上げます。
AI Overviewsからの除外がSearch Consoleで設定可能に — Top Stories露出への影響には注意が必要です

Search Consoleに新しい設定が追加され、AI Overviews・AIモード・DiscoverのAI生成機能から、コンテンツを個別に除外できるようになりました。これまでのnoindexが「すべて除外するか、しないか」の二択だったのに対し、機能ごとに選択できる点が今回のポイントです。
ただし注意点もあります。NewzDashの調査によれば、米国のトレンドニュース検索の約15.5%では、Top StoriesカルーセルがAI Overviewsの中に表示されています。つまり除外を選ぶと、この露出枠を失う可能性があるという指摘です。また、現時点で確認できる指標は表示回数のみで、クリック数やCTRには未対応です。ページ単位でのより細かな制御は、2027年3月までに実装される予定とされています。
除外した場合の影響を数値で検証できる材料は、まだ十分に揃っていません。特にニュースメディアの場合は、急いで決めるのではなく、データが充実するのを待ってから判断するのが現実的だと考えます(推測を含む見解です)。
SNS・動画の検索パフォーマンス計測「プラットフォームプロパティ」がすべてのユーザーへ

7月7日から段階的に展開されていたSearch Consoleの「プラットフォームプロパティ」が、全ユーザーに開放されました。Instagram・TikTok・X・YouTubeの各アカウントを連携することで、自社サイトの外にあるコンテンツがGoogle検索でどのように表示・閲覧されているかを、クエリ単位で確認できます。
Googleは同時に活用ガイドも公開しており、クエリグループでの分析、24時間フィルター、プラットフォーム同士の比較、過去コンテンツの再活用、注釈機能といった具体的な使い方を紹介しています。
これまで検索とSNSを別々のダッシュボードで見ていた運用が、変わっていくかもしれません。まずはアカウント連携を済ませて、「検索経由で見られているSNS投稿はどれか」を把握するところから始めてみてはいかがでしょうか。
出典:Google検索セントラルブログ/Search Engine Journal
「サイト内検索の結果ページはブロックを」— Googleがスパム悪用のリスクを解説

Googleのポッドキャスト「Search Off the Record」第113回で、John Mueller氏とMartin Splitt氏が、サイト内検索結果ページの取り扱いについて語りました。
両氏の説明によると、検索結果ページがインデックス可能な状態だと、スパマーが無関係なクエリを使ってページを大量に生成する「注入」の足がかりになってしまうとのことです。状況によっては、Search Console上で「ハッキングされたサイト」としてフラグが立つケースもあると述べています。推奨される対策はrobots.txtによるクロールブロックで、noindexも代替手段として挙げられました。
アルゴリズム側の検出に期待するのではなく、あらかじめブロックしておくのが確実です。自分のサイトの /search や ?s= といったURLがインデックスされていないか、この機会に点検しておくことをおすすめします。
AIは馴染みのあるブランドを3.2倍多く検索する — geoSurgeの調査結果

geoSurgeが、AIモデルのブランド検索傾向に関する調査を公開しました。米国の購買関連の質問66問に対する約4,000件のAIモデル回答を分析したもので、調査期間は2026年5月29日〜6月9日です。
結果として、AIモデルは馴染みのあるブランドを3.2倍多く検索していました。既知ブランドの検索率が55.7%だったのに対し、上位10圏外のブランドは17.4%にとどまっています。さらに、ブランド名を指定した検索の63%は、各モデルが最もよく知る5ブランドに集中していました。既知ブランドの検索率は業界によって41〜82%と、ばらつきも見られます。
このデータが示唆するのは、AI検索では「ユーザーが検索する前」の段階で、すでにブランド認知の差がついている可能性です。一つの調査に基づく仮説の段階ではありますが、指名検索やブランド言及を積み上げる施策の優先度は、今後高まっていきそうです。
OpenAIがチャット内で完結する新型広告をテスト中との報告(※未確定情報です)

起業家のJuozas Kaziukėnas氏がLinkedInで、OpenAIが新しい広告フォーマットをテストしていると報告しました。報告によれば、この広告はリンク先がWebサイトではなく、企業専用のChatGPTエージェントとの会話になる仕組みです。質問への回答から見込み客の獲得まで、チャットの中で完結させる想定とみられています。
なお、これはOpenAIの公式発表ではなく、一部の広告主を対象とした限定テスト段階の報道ベースの情報である点にご注意ください。
もし事実であれば、「広告をクリックしてサイトに誘導する」という前提そのものが変わる動きです。まだ仮説の段階ですが、AIチャネル上での顧客接点をどう設計するかは、今後の検討テーマになっていくと考えられます。
本日のまとめ
Search ConsoleのAI機能除外設定は「選べるようになった」こと自体が前進ですが、露出とのトレードオフを含めて判断材料はまだ不足しています。プラットフォームプロパティの全面開放とあわせて、まずは計測環境を整え、データを見ながら方針を決めていく姿勢が良さそうです。本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。
