AI Overviews内にTop Storiesが表示される事例が拡大——Cloudflare設定によるGooglebotブロック報告にも注目【2026年8月5日】
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2026年8月5日の海外SEOニュースまとめです。今回取り上げるのは、AI Overviewsの内部にニュースカルーセル(Top Stories)が組み込まれ始めているという調査結果、CloudflareのAIボットブロック機能をめぐる未確認の報告、Search Consoleに加わったAI検索インプレッションの活用の考え方、そしてMicrosoft Clarityのアップデートの4つです。
1. ニュースカルーセルがAI Overviewsの内側へ——Google-Extendedのブロックは掲載除外の手段にならず

Googleが2026年7月以降、Top StoriesカルーセルをAI Overviewsの中に直接埋め込む形の表示を広げている——NewzDashのCEOであるJohn Shehata氏の調査で、そうした傾向が報告されています。米国のトレンドニュース系クエリのうち15.5%でこの表示が観測され、分野別に見るとエンタメ関連が最も多く(米国で35%、英国で31.5%)、逆にヘルス・サイエンス分野ではほとんど確認されなかったとのことです。
パブリッシャーにとって見落とせないのが、クローラー制御まわりの整理です。記事によれば、Google-ExtendedはあくまでAIモデルの学習用途をコントロールする仕組みであり、これをブロックしてもAI Overviewsに掲載されるかどうかには影響しません。「AIへの掲載を避けたいのでGoogle-Extendedを拒否する」という判断は、期待した効果につながらないおそれがあります。ニュースサイトを運営している場合は、robots.txt等の設定が何を制御しているのか、あらためて確認しておくとよさそうです。
2. 「CloudflareのAIブロックを有効にしたらGooglebotが403に」——真偽は未確認、Mueller氏が調査中

CloudflareのAIトレーニングボットをブロックする機能をオンにした結果、GooglebotとBingbotにHTTP 403が返り、サイトがインデックスされなくなった——そんな投稿がRedditのSEOコミュニティ(r/TechSEO)に寄せられました。投稿者によると、Cloudflareのダッシュボード上でこれらのクローラーは「検索+AI学習」という混合用途のボットに分類されていたそうです。
とはいえ、この件は現時点で単一の報告にすぎず、設定ミスによるものか、実際の不具合なのかは判別できていません。GoogleのJohn Mueller氏がスレッドに返信し、詳細を確認する意向を示している段階です。あわせて押さえておきたいのは、Cloudflareが2026年9月15日から「検索とAI学習を兼ねる混合用途ボット」のブロックを開始すると公式に告知している点です。Cloudflareを利用しているサイトは、こうした設定変更がインデックスに波及しないか、今後の続報を追っておくのが無難でしょう(因果関係はあくまで仮説の段階です)。
3. AI検索インプレッションの正しい扱い方——単独のKPIにせず、傾向で読む

Search Consoleに追加されたAI Overviews/AI Mode向けのパフォーマンスレポートについて、Search Engine Journalがその読み解き方をまとめています。2026年6月に導入されたこのレポートでは、AI機能の中で自サイトへのリンクが表示された回数(インプレッション)を、従来の検索データとは切り離して確認でき、国・デバイス・日付でのセグメント分けにも対応しています。
ただし、クエリの内訳やクリック数、掲載位置、どのように引用されたかといった情報は取得できません。このため記事では、この数値だけを切り出して経営層へ報告することは避け、短期の上下ではなく数週間スパンの傾向として観察することを勧めています。実務的には、従来検索での順位とAI表示の量を照らし合わせ、AIに引用されやすいページの型やトピックの傾向を探る、といった分析が現実的な活用法になりそうです。
4. Clarityの「AI Citations」がブランド/非ブランドのクエリ分類に対応

Microsoft Clarityの「AI Citations」ダッシュボードに、AIがサイトを引用する際のグラウンディングクエリを「ブランドクエリ」と「非ブランドクエリ」に分類する機能が加わりました。海外SEO情報ブログの鈴木謙一氏が紹介しています。各クエリには「Branded」「Non-branded」のラベルが付与され、ダッシュボードでのフィルタリングや、Share of Authority(引用シェア)の比較にも使えるとのことです。
この分類により、AI経由の露出がブランド認知に支えられたものなのか、それとも一般的なトピック検索からの自然な発見によるものなのかを切り分けやすくなります。LLMOやAI可視性の取り組みがどちらの側面に効いているのかを把握する手がかりになるでしょう。無料で利用できるツールですので、AI経由の流入計測に関心がある方は一度触ってみてはいかがでしょうか。
出典:海外SEO情報ブログ
まとめ
以上、4つのトピックをお届けしました。特にTop Stories統合の話題は、Google-Extendedのブロックが「何に効いて、何に効かないのか」を取り違えやすい領域です。ニュースメディアに関わる方は、この機会にクローラー関連の設定を一度点検しておくことをおすすめします。
一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。
