Google AI部門トップが交代へ——Jeff Dean氏の退社と検索まわりの最新動向【2026年8月7日】
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こんにちは、SEO Timesです。2026年8月7日の海外SEOニュースをお届けします。本日はGoogleのAI部門で発表された大きな体制変更を中心に、Search ConsoleのAI計測、Google広告の自動アップグレード、WordPress 7.1の変更点まで、押さえておきたい4つの話題を整理しました。
Google AI部門の新体制——27年在籍のJeff Dean氏が退社へ

GoogleのSundar Pichai氏が、公式ブログでAI部門の組織変更を明らかにしました。ポイントは次の3つです。
まず、Google DeepMindのCEOを務めてきたDemis Hassabis氏が、同部門の会長とAlphabetのチーフサイエンティストに就任します。次に、日々の運営はKoray Kavukcuoglu氏が担うことになり、同氏はSVPへ昇格してGeminiの開発とフロンティア研究を統括します。そして、Googleに27年間在籍したJeff Dean氏がSanjay Ghemawat氏とともに退社し、新会社を立ち上げます。Googleはこの新組織に対して、ファウンダーインベスターおよびCloudパートナーという形で関わるとのことです。
Search Engine Landの報道では、新組織の名称はDiscover Loopとされており、Oriol Vinyals氏やQuoc Le氏らの合流も伝えられています。
Dean氏といえば、検索インフラの基盤やRankBrainといったGoogle検索の中核技術に携わってきた人物です。それだけに象徴的な出来事ではありますが、検索やGeminiに短期的な影響が出るかどうかは現時点では分かりません。今後の製品リリースの動きを見ながら判断するのが良さそうです(この段落は推測を含みます)。
出典:Google公式ブログ/Search Engine Land
Search ConsoleでAI経由の表示をどう見るか——Generative AIレポートの現在地

AI OverviewsやAIモードでの表示状況を確認できるSearch Consoleの「Generative AIパフォーマンスレポート」が、英国に続いて米国・インド・スイスなどへ段階的に広がっています。
このレポートで確認できるのは、表示回数・ページ・国・デバイス・日付です。裏を返せば、クリック数やクエリのデータは含まれていません。
では会話型のクエリを推し量る方法はないのかというと、通常の検索パフォーマンスレポート側に手掛かりがあります。正規表現フィルタで長いクエリ(例として10語以上を抽出する `^(?:\S+\s+){9,}\S+$`)を絞り込み、会話調の検索を推定するというアプローチです。ただし、こうして抽出したクエリがAI経由のものだと断定できるわけではない点には注意してください。
AI経由の流入を正確に切り分ける公式の手段は、まだ用意されていないのが実情です。当面は「Generative AIレポートで表示の傾向をつかむ」「通常レポートの正規表現で会話型クエリを推定する」という2つを組み合わせる運用が現実的だと考えます(確定情報に運用上の見立てを添えています)。
出典:Search Engine Land/Search Engine Land
Google広告:検索キャンペーンの一部が9月1日にAI Maxへ自動移行

Google広告に関するお知らせです。自動作成アセット(ACA)を使っている、またはキャンペーン単位のブロードマッチを設定している検索キャンペーンが、2026年9月1日からAI Maxへ自動的にアップグレードされます。
対象となる広告主にはすでにメールで事前通知が届いており、Google側は「既存のキャンペーン動作をできるだけ保持する設定を適用する」と説明しています。
とはいえ、自動移行のあとに配信やマッチングの挙動が変化する可能性はゼロとは言えません。ご自身のアカウントに対象キャンペーンがあるか、通知メールが届いていないかを、期日前に一度確認しておくことをおすすめします(確定情報に注意喚起を添えています)。
WordPress 7.1は8月19日リリース予定——管理画面の構造変更でプラグインに影響も

8月19日にリリースが予定されているWordPress 7.1では、アクセシビリティ改善の一環として、管理画面の投稿一覧テーブルのHTML構造が変わります。
具体的には、チェックボックス列がこれまでの行ヘッダー(th)から通常セル(td)になり、逆に投稿タイトル列は通常セルから行ヘッダー(th scope=”row”)に変更されます。あわせてaria-labelの追加や、レスポンシブ表示のフレックス化も行われる予定です。
影響を受けやすいのは、管理画面のth/td要素をCSSやJavaScriptで直接操作しているプラグインで、表示崩れが起きる可能性があります。Yoast SEOをはじめとする主要なSEOプラグインへの影響は小さいと見られていますが、更新前に互換性を確認し、ステージング環境でテストしておくことが推奨されています。
今回変わるのはフロントエンドではなく管理画面ですので、検索順位に直接影響するものではありません。ただ、編集フローが止まってしまうと日々の運用に響きます。独自開発のプラグインや長く更新されていないプラグインを使っているサイトは、事前の検証をしておくと安心です(確定情報に実務上の見立てを添えています)。
本日のまとめ
GoogleのAI部門は、Hassabis氏が会長職へ、Kavukcuoglu氏が運営トップへという新体制に移り、Jeff Dean氏は27年の在籍を経て新たな道へ進みます。計測面ではGenerative AIレポートの展開が進む一方でクエリデータは依然として見えず、広告運用では9月1日のAI Max自動アップグレード、サイト運用では8月19日のWordPress 7.1と、それぞれ期日のある変更が控えています。該当する方は早めの確認をおすすめします。SEO Timesでは引き続き、海外SEOの動きを毎日お伝えします。
一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。
