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Google公式情報

AI Overviewsの画像表示、Googleが実験を打ち切り——AI検索まわりの最新動向4本(2026年8月18日)

江 江守義樹
公開 2026.08.18 約5分で読めます

目次

  1. 01レシピ検索のAI生成画像、Googleが表示実験を取りやめ
  2. 02発表翌日にスピード投入——AI Modeが「Gemini 3.7 Flash」対応に
  3. 03Search Consoleに紛れ込む”AI Modeの会話”を見分ける
  4. 04llms.txt仕様がv2に——Markdown版ページを指すリンク記法を明文化
  5. 05まとめ

こんにちは、SEO Timesです。本日は、Googleがレシピ検索で試していたAI生成画像の表示をやめた件を筆頭に、検索AI関連の話題を4本お届けします。AI Modeへの新モデル投入、Search Consoleに紛れ込む会話型クエリの分析、llms.txt仕様の改訂と、いずれも今後の実務に関わりうるテーマです。

レシピ検索のAI生成画像、Googleが表示実験を取りやめ

レシピ検索のAI生成画像、Googleが表示実験を取りやめ

レシピ系の検索結果に出るAI Overviewsの中で、調理手順をAI生成画像としてまとめて見せる——Googleが行っていたこの実験が終了しました。検索担当VPのRobby Stein氏はXで、「小規模な実験で、現在はすでに実施していない」と述べています。報道によれば、レシピサイト「Inspired Taste」をはじめとするクリエイターから「撮影や検証にコストをかけている制作者の仕事を置き換えるものだ」と強い批判が上がっていたことが背景にあるようです。なお、ユーザー自身が画像生成を明示的に依頼した場合にのみ動作する別機能(7月発表)については、今回の件とは別物だと同氏は説明しています。

参考:Search Engine Land

クリエイター側の声を受けて実験を停止した、という点がポイントだと考えます。AI検索とコンテンツ制作者の関係にGoogleがどの程度配慮するのかを占う材料になりそうです。再開の有無は現時点では分かりません。

発表翌日にスピード投入——AI Modeが「Gemini 3.7 Flash」対応に

発表翌日にスピード投入——AI Modeが「Gemini 3.7 Flash」対応に

Googleは8月13日に最新モデル「Gemini 3.7 Flash」を発表し、その翌日から検索のAI Modeへ展開すると明らかにしました(Robby Stein氏がXで告知)。利用できるのはGoogle AI ProおよびUltraの有料加入者で、当面は英語のみ・グローバルでの提供です。AI Modeの入力欄にある「+」アイコンからモデルを切り替えられます。Googleは、指示への追従性や意図の理解が向上し、より的確な回答につながるとしています。

参考:Search Engine Land

モデル発表の翌日には検索に載せる、というスピード感が印象的です。無料ユーザーへの提供は発表されていませんが、これまでの展開パターンを踏まえると段階的に広がる可能性はあると見ています(あくまで推測です)。

Search Consoleに紛れ込む”AI Modeの会話”を見分ける

Search Consoleに紛れ込む

Search Engine JournalにSuganthan Mohanadasan氏による分析記事が出ました。AI Modeでユーザーが投げる追加質問(「yes」「what about ○○?」といった会話の断片)が、Search Consoleのクエリレポートに新しいクエリとして記録されている——というのが同氏の指摘です。16か月分のデータを調べたところ、該当するクエリは1,127件・インプレッションは約20,300に上ったとのこと。同氏はこれらを、返答の断片、比較質問、会話型の質問、監視ツールの定期プロンプトなど7つのタイプに分類しています。そのうえで、比較質問はコンテンツ改善のヒントとして使える、会話型クエリでインプレッションが多くクリックが少ない場合はAIの回答内で引用されているサインかもしれない、との見立てを示しています。

参考:Search Engine Journal

これはGoogleが公式に仕様を説明したものではなく、一人の実務者による分析である点には注意が必要です。とはいえ、見慣れない会話調のクエリを除外・分類してからレポートを読む、という視点はすぐに取り入れられる実務上の工夫だと思います。

llms.txt仕様がv2に——Markdown版ページを指すリンク記法を明文化

llms.txt仕様がv2に——Markdown版ページを指すリンク記法を明文化

Jeremy Howard氏が提唱するllms.txtの仕様が8月10日にv2へ更新されました。2024年の提案から初めての改訂です。今回、HTMLページからMarkdown版を指す `rel=”alternate” type=”text/markdown”` と、llms.txt本体を指す `rel=”describedby”` というリンク関係が正式に定義されました。宣言方法は `<link>` 要素またはHTTPのLinkヘッダーです。一方で、Googleの検索チームは「llms.txtをサポートする予定はない」という立場を示しており、検索順位への影響はありません。

参考:Search Engine Journal

Google検索での効果は現状ゼロですが、AIエージェントにコンテンツを届ける手段として仕様の整備が進んでいる段階、と読むことができます。導入するなら「効果を断定せず、コストの小さい範囲で試す」というスタンスが現実的ではないでしょうか。

まとめ

本日の4本でした。AI生成画像の実験停止は、AI検索とクリエイターの関係を考えるうえで注目しておきたい動きです。Search Consoleの会話型クエリは、レポートを読む前のひと手間として今日から意識できるテーマだと思います。SEO Timesでは引き続き、海外SEO情報を毎朝お届けします。

江
江守義樹

一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。

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