【2026年8月10日】Search Consoleの新機能「プラットフォーム プロパティ」が世界展開/WordPressのセキュリティ更新も
目次
おはようございます。SEO Timesです。本日は、Search Consoleに追加された「プラットフォーム プロパティ」の世界展開を中心に、WordPress関連の重要なアップデート2件と、Googleの技術体制の変化について整理してお届けします。
まず本日の要点を3つにまとめます。
- Search Consoleで、ソーシャルや動画プラットフォーム上のコンテンツの検索データを確認できる「プラットフォーム プロパティ」が全世界で利用可能になりました
- WordPressにセキュリティリリース7.0.3が登場しました。ログイン画面のXSSを含む12件の修正が含まれるため、更新の確認をおすすめします
- 8月19日公開予定のWordPress 7.1では管理画面のHTML構造に変更があり、一部のプラグインが影響を受ける可能性があります
Search Consoleの「プラットフォーム プロパティ」、全世界で利用可能に

Search Consoleに追加されていた「プラットフォーム プロパティ」が、全世界のユーザーに開放されたとGoogle公式ブログで発表されました。この機能を使うと、ソーシャルメディアや動画プラットフォーム上で発信したコンテンツが、Google検索でどれだけ表示され、クリックされているかをクリエイター自身が把握できます。また、ソーシャル・動画コンテンツの検索パフォーマンスを確認するための新しいガイドも同時に公開されています。
出典:Google Search Central Blog/Google Search Central Blog
YouTubeやSNSでの発信が検索経由の接点にどうつながっているのか、公式データで確認できる意味は小さくありません。複数チャネルで情報発信をしている場合は、早めにプロパティを設定してデータの蓄積を始めておくとよいでしょう。具体的な活用ノウハウについては、今後の情報も見ながら判断していく段階です。
WordPress 7.0.3がリリース:XSSを含む12件の脆弱性に対応

8月6日、WordPressのセキュリティリリース7.0.3が公開されました。今回のリリースには合計12件の修正が含まれており、なかでも深刻度8.9と評価されたログイン画面の認証前・反射型XSSが最も重大です。条件がそろうと、さらに深刻な攻撃に発展しうると指摘されています。このほか、内部ネットワークを狙うSSRFや、マルチサイト環境での権限昇格などにも対処されており、修正はバージョン4.7までさかのぼって提供されています。
専門家からは「悪用にはソーシャルエンジニアリングを伴う必要がある」との見方も出ており、必要以上に慌てる状況ではありません。ただし、自動更新をオフにしているサイトでは、手動でのアップデート確認をしておくのが安全です。
WordPress 7.1:管理画面の構造変更がプラグインに影響するケースも

8月19日にリリースが予定されているWordPress 7.1では、管理画面にある投稿一覧テーブルのHTML構造が変わります。背景にあるのは、スクリーンリーダーが投稿タイトルをうまく読み上げられないという11年前から続く不具合の解消で、チェックボックス列と投稿タイトル列とで`<th>`/`<td>`の役割が入れ替わる形になります。この箇所をCSSやJavaScriptで直接参照しているプラグインは、動作しなくなるおそれがあります。なお、サイトの公開側の表示には影響しません。
影響を受けるのは、管理画面に手を入れているケースに限られます。自作プラグインや社内ツールで投稿一覧の表示を操作している方は、旧マークアップと新マークアップの両方で動くよう調整しておくと安心です。
Jeff Dean氏がGoogleを離れる:Chief ScientistはHassabis氏が引き継ぎ

MapReduce、Bigtable、TensorFlowといった検索・AIの基盤技術を27年にわたって築いてきたJeff Dean氏が、Googleを退社して新組織「Discovery Loop」を立ち上げると報じられています。Chief Scientistの後任には、DeepMindの共同創業者であるDemis Hassabis氏が就き、AlphabetのChief Scientist兼Google DeepMind会長という立場になります。
この体制変更が検索アルゴリズムにただちに影響するかどうかは、現時点では分かりません。ただ、検索とAIの技術的な指揮系統がDeepMind側へ集約される流れは、AI検索の今後を考えるうえで押さえておきたい動きです。なお、これはあくまで組織体制の話であり、検索順位への影響を示すものではない点にご注意ください。
本日は以上です。Search Consoleの新機能は今のうちに設定を、WordPress運用中の方は7.0.3への更新と7.1への備えを、それぞれ進めておきましょう。
一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。
