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GoogleのAIアシスタント「Ask Advisor」がAds・Analyticsへ——2026年8月11日のSEOニュースまとめ

江 江守義樹
公開 2026.08.11 更新 2026.08.13 約6分で読めます

目次

  1. 01Ask AdvisorがGoogle AnalyticsとGoogle Adsに拡大、類似企業ベンチマークも
  2. 02ClarityのAI引用分析、ブランドクエリと一般クエリを自動で仕分け
  3. 03Common Crawl収録状況を自動で調べられる無料ツールが登場
  4. 04Merchant Centerに障害発生、Googleが原因を調査中
  5. 05ゼロクリック検索率、世界平均47%に対し日本は41%というデータ
  6. 06おわりに

こんにちは、SEO Timesです。本日は、Google広告・アナリティクス領域でのAIエージェント拡張を中心に、Microsoft ClarityのAI引用分析の強化、Common Crawl収録状況を調べる無料ツール、Merchant Centerの障害情報、ゼロクリック検索に関する国際データの5本をお届けします。

まず本日の要点を簡潔に整理します。

  • Google Analytics・Google AdsにAIアシスタント「Ask Advisor」が拡大。Analyticsでは類似企業と比較できるベンチマーク機能もベータ提供へ
  • Microsoft ClarityのAI Citationsダッシュボードが、引用クエリを「ブランド」と「非ブランド」に自動で仕分けるように
  • Common Crawl収録チェックの自動化ツール、Google Merchant Centerの障害、ゼロクリック検索率の国別の違いにも注目です

それでは各トピックを見ていきます。

Ask AdvisorがGoogle AnalyticsとGoogle Adsに拡大、類似企業ベンチマークも

Ask AdvisorがGoogle AnalyticsとGoogle Adsに拡大、類似企業ベンチマークも

GoogleがAIアシスタント「Ask Advisor」の対応範囲をGoogle AdsとGoogle Analyticsへ広げることを発表しました。Analytics側では、ホーム画面上で主要指標の変化をAIがまとめ、次に取るべきアクションを提案してくれるほか、メールやモバイルへの通知配信を選択することもできます。Ads側では、刷新されたホーム画面にAIインサイトカードが表示され、自然言語での質問や、テキストプロンプトからビジュアルレポートを生成する機能が使えるようになります。

加えて、Google AnalyticsのAsk Advisorには、匿名化された類似企業グループの中央値および25〜75パーセンタイルと自社キャンペーンを照らし合わせられるベンチマーク機能が追加されます。現時点ではベータ版で、英語対応アカウントが対象です。

運用データの一次的な読み解きをAIへ委ねる流れが一段と進む可能性があります。ベンチマークは業種カテゴリ設定に基づく比較のため、プロパティ設定が正確であることが前提になる点は押さえておきたいところです。

出典:Search Engine LandSearch Engine Journal

ClarityのAI引用分析、ブランドクエリと一般クエリを自動で仕分け

ClarityのAI引用分析、ブランドクエリと一般クエリを自動で仕分け

Microsoft Clarityが8月3日のアップデートで、AI Citationsダッシュボードに新機能を追加しました。AIからの引用元となったクエリを、「ブランド名を含むもの」と「カテゴリ全般のもの」へ自動的にラベル付けする仕組みです。両グループでの絞り込みや、それぞれの被引用回数のトラッキング、「Share of Authority」レポートも利用できます。

ブランド引用は指名による言及を、非ブランド引用はトピック検索の文脈で自社の専門性が引かれているかどうかを示します。これまで統合された数値からは読み取れなかった両者の違いを、切り分けて把握できるようになりました。

非ブランド引用は「指名がなくても専門性が引用されるか」を測る一つの手がかりになり得ます。AI経由の可視性をKPIへ取り込む際の判断材料になりそうですが、具体的な活用方法は各社での検証がこれからという段階だと見ています。

出典:Search Engine Journal

Common Crawl収録状況を自動で調べられる無料ツールが登場

Common Crawl収録状況を自動で調べられる無料ツールが登場

Common Crawlは今年6月、自分のサイトが同データセットにどのように収録されているかを確かめるための18ページのガイド「AI Visibility Audit」を公開していました。この手動での確認作業を自動化したツールを、Search Engine Journal寄稿者のSuganthan Mohanadasan氏が公開しています。

ツールでは、過去12カ月分のキャプチャ数の推移、クロール前のrobots.txt変更履歴、CCBotとして実際にサイトへ到達できるかのライブ検証、サイトマップとの突き合わせなどを無料でチェックできます。記事中では、多くのLLMがCommon Crawlのデータを学習に利用していることに加え、2025年7月以降はCloudflareが新規ドメインでAIクローラーを既定でブロックしている点にも触れられています。

AIクローラーのブロックは、CDNやWAFの既定設定などが原因の場合、robots.txtを見るだけでは気づけないことがあります。まずは自社ドメインへの到達性を一度点検しておく価値はありそうです。一方で、収録されていること自体がAIでの可視性を保証するものではない点には注意が必要です。

出典:Search Engine Journal

Merchant Centerに障害発生、Googleが原因を調査中

Merchant Centerに障害発生、Googleが原因を調査中

Search Engine Landの報道によれば、8月6日13:06(UTC)以降、Google Merchant Centerに影響が及ぶ問題が続いています。Googleは同日、「調査中であり、詳細が分かり次第共有する」と表明しましたが、8月10日の記事時点で原因や復旧の見通しは示されていません。Googleショッピング、Performance Max、無料商品リスティングを使っている事業者では、商品管理やキャンペーン運用に支障が出る可能性が指摘されています。

ショッピング関連の指標に不自然な動きが見られた場合、施策の結果と結論づける前に、この障害の影響ではないかをまず疑うのが安全だと考えます。復旧状況の最新情報はGoogleの公式ステータスページで確認することをおすすめします。

出典:Search Engine Land

ゼロクリック検索率、世界平均47%に対し日本は41%というデータ

ゼロクリック検索率、世界平均47%に対し日本は41%というデータ

鈴木謙一氏の「SEO Weekly Update」2026年8月第1週の回で、Google検索のうち47%がクリックに至らない「ゼロクリック」で終わる一方、日本ではその割合が41%と相対的に低いとする調査が紹介されました。同じ回では、TIME誌がAIクローラー向けにMarkdownを配信している取り組みや、サイト内検索結果ページが抱えるSEO上のリスクについても取り上げられています。

ゼロクリック率には国や言語圏による差があるため、海外の数値をそのまま日本市場に適用するのは避けたいところです。測定手法によって数値が変動する点も踏まえ、最終的には自社サイトの実データをもとに判断するのが堅実だと考えます。

出典:海外SEO情報ブログ

おわりに

本日は、GoogleのAsk Advisor拡大を筆頭に、AI時代の可視性計測に関わる話題が目立つ一日でした。いずれも自社データでの検証と、公式情報の継続的な確認を前提に、冷静に取り入れていきたいところです。SEO Timesでは引き続き、海外SEO情報を毎日お届けします。

江
江守義樹

一般社団法人 全日本SEO協会 認定SEOコンサルタント。SEO・コンテンツマーケティングの実務に従事し、検索アルゴリズムの動向・Google公式情報・特許情報の読解をもとに、企業サイトの検索最適化を支援。「SEOニュースブログ」では、一次情報を基準に、断定せず証拠ベースで検索の最前線を読み解く記事を執筆しています。

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